パチンコ全勝新聞

第5号

2000年6月14日発行

坂本タクマの大活躍を読むことができる『パチンカーワールド』誌は
毎月14日発売。奇しくも本紙『パチンコ全勝新聞』と同じである。

そして!!坂本タクマも1枚かんでいる
『パチンカーワールドホームページ』
が全世界に公開された!!
パチンカー諸君は絶対にアクセスせよ!!

歴史的政治的全勝!!

パチンカー諸君!!
諸君の戦う店では有線放送が流れているだろうか。私の行く店では、毎日毎日福山雅治や宇多田ヒカルや小柳ゆきが、繰り返し繰り返し同じ順番で流れる。
中にはこいつらいくら儲けてやがる、と思う同胞もいるかも知れない。ここで改めて自覚を促す。我々のパチンコ全勝革命が成った暁には、彼らメチャ売れミュージシャン達など足元にも及ばないほどの富が手にはいるのだ!!
人を羨むな!!印税が何だ!!!
印税が何だーーーーーー!!!!!!!!!

5月8日(月)
微動だにせず
 朝6時35分から並んで整理券取りをした甲斐があり、絶好の回りの1台を押さえることができた。その時点で戦いは成功だと断言していい。現金でいくら使ったとか、何回ハマったとかいうことは、付随的な要素でしかない。
 1040回のハマリ、39000円の現金投資。この程度のことで膝が笑う同胞パチンカーも、確かにいる。しかしもちろん私は違う。たとえ、それだけの投資をしてようやく引いた当たりが単発であっても、特に何を感じるわけでもない。ひたすら回し続けるだけだ。
 単発当たりの出玉は呑まれ、さらに9000円の買い足し。そして5回目まですべて単発。それでも私は決して発狂したり吐いたり小便をチビッたりしない。少なくとも当たるたびに玉はちょっとずつ増えているし、逆転できる。こういった場合に私が必ずしてきたように。
 2連チャン、単発。そして2000回転。収支は未だマイナス。2000回打法なら、ここで終わりだ。しかし、私の実績からして絶対に逆転できるとわかっているのに、打たないのはおかしな話だ。
 そして8連チャン。私はガッツポーズを取っただろうか?答えは否だ。現金1000回ハマリの時と同様、脈拍、心拍数、その他何らの生理的変化もない。パチンコ台が玉を出すのは、自動ドアが自動的に開くのと同様、当たり前の機能なのだ。
+19500

5月17日(水)
美しき単発
 ほぼ開店時間に着く。昨日入った新台CRわっしょいは一瞬で満席。海物語などをちょっと打ってみるが、結局慣れ親しんだ牛若に腰を落ち着ける。
 牛若の角台、最初の500円で22回回る。トータルでは1000円25回平均くらいに落ち着く感じだ。2枚目のパッキーを1000円分使ったところで初当たり。「九」で単発。
 その出玉を呑まれ、1000円分買い足して当たり。4連チャン。その後、単発、単発、2連チャン、単発、単発、単発、2連チャン、単発、単発、2連チャン。合計18回の当たりで7箱。
 大連チャンなどしなくても勝てるのだ。重要なのは、常に一発一発を大切にすることだ。全国3000万パチンカーが一発ずつ節約すれば、3000万発にもなる。これは確実にパチンコ店の脅威となる。
+42500

5月18日(木)
第二十の男
 20番の整理券により20番目に入店。押さえたのは寿司屋の大将の「お宝」台。どちらかといえば「遅い」機種ではあるが、回りは上の部類。立ち上がり、2連チャン2回で2箱半。
 それをすっかり飲まれたものの、4連チャンで回復軌道。単発、単発、2連チャン。ほどなく2000回転到達。3箱弱。
 最初の2連チャン2回からさほど増えていない、と思うかも知れないが、重要なのは、玉が増えることよりも、2000回回すことなのだ。もちろん回る台を打つという大前提の上でだ。
+11000

5月19日(金)
剛碗おばけ使い
 毎週金曜日のイベント。開店20分くらい前から並び、CRおばけらんどの「お宝」台を押さえる。回りの台と比べて明らかにヘソがでかい。私なら一目で見抜けるが、同胞達の多くはそうでもないようだ。店がわざわざ札を立てるのはその辺りに理由がある。要するに舐められているのだぞ、諸君!!
 4枚目のパッキーを買ってきて、貸玉ボタンを押す前に上皿に残っていた玉で当たり。2連チャン、2連チャン、2連チャン。ハマリが深く、結局呑まれる。さっき買った4枚目を使い切ったところで単発。次が2連チャン。
 当たりが薄いせいか、おばけらんどの時間効率がいいからか、私の能力が高いからか、驚異的な速さで2000回到達。ただし未だ投資を回収していない。
 もちろん勝負続行。2000回打法の理論では、2000回以上何回打ってもよい。むしろ打てば打つほど有利になる。そんなことは数理に明るい諸兄ならとっくにおわかりのことと思う。
 結局2800回転まで粘って4連チャンと3連チャンを引き当て、プラスに。私の剛碗で台の実力を引き出した格好だ。
+29500

5月26日(金)
神秘茶大戦果
 茶柱。極東の神秘。古来より我が国では、歴史的重大事の裏に茶柱ありと言われてきた。元の襲来を撃破したのも、家康が関ヶ原に勝利したのも、すべては茶柱の力だったのだ。
 大パチンカーワールド誌から私が授かった「るり茶」なる品は、この脅威の茶柱パワーが最大になるよう栽培・加工された茶だ。この日、勝負の前に一口飲んだところ、私は視力が3割ほど増し、握力、背筋力等、パチンコに必要なすべての筋力が倍になり、足し算のスピードに至っては1000倍に跳ね上がった。
 現金39000円の投資で1000回ハマリを喰らうが、まったく疲れを感じない。むしろ時間がたつほどにパワーがみなぎってくる。いくら金を使おうとも、まるで負ける気がしない。
 最初の当たりが7連チャンまで伸びてあっさり投資を回収すると、単発をはさんだ次の当たりが確変、これが大連ちゃんの始まり。今期最高の9連チャンまで伸び、10箱を越える。
 2連チャン、2連チャン、3連チャンで2000回到達。大当たり24回で単発は1回のみ。18箱、43000発。まさに神秘パワー炸裂。
+85000

5月1日 連休中の同胞諸君の打ちっぷりを視察。みんな非常に元気であり、安心する。
5月2日 連休中の視察の2日目。同胞諸君においては何一つ心配な点はなく、私自身が安心して連休に入ることができる。
5月9日 私は牛若にたずねた。「牛若よ、おまえは私の何だ?」牛若は答えた。「永久にあなた様の僕でございます」その答えに満足し、私は店をあとにした。
5月11日 いなかっぺ大将を懐かしむ。昔の漫画は、異常なほどキャラが立っていた。今の基準ではヤバいくらいに。
5月15日 明日の新装の下見。新装の下見などできるのかという疑問もあろう。どの台が外されるかということを、身をもって確認するのが新装の下見だ。
5月16日 肉体的にも精神的にも私は大丈夫だ。何も崩壊していない。死にたくなってもいない。本当だ。

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