本当に全勝！！！！！

4月、私は本当に全勝した！！
もちろん今までも完全に全勝だったが、さらによりいっそう全勝だったのだ！！かつてないほど全勝だった！！
パチンカー諸君！！私をあがめ奉れ！！奉って奉って奉って奉りまくるのだ！！！！
そして！！ついに私が開発したパチンコ全勝打法を披露する日が来た！！
その名も2000回打法！！1日に2000回、デジタルを回すのだ！！！

4月6日（木）
寿司屋で大勝
　下の絵を見よ！！同胞永田幸子君により、私が如何に寿司屋の大将を攻略したかが描かれたものだ！！デジタル画面におのれが現れるほどまでに台と一体化するのだ！！その境地に達すれば、当たり放題なのだ！！！
　さて寿司屋の大将、3日前に導入された新台だけあって回りは十分。パッキー5枚分の投資も4連チャンで即座に取り戻す。2000回打法の土台は築かれた。
　2000回転という数字は、私が行ったコンピューターシュミレーションにおいて設定した条件のひとつだ。極めて短く結論だけ言えば、それで100日間で100万以上は勝てると出た！！いくら回転効率のいい台でも、すぐにやめてしまっては勝利はおぼつかない。最低2000回回すという試練を己に課すのだ。鉄の意志だ！！岩の決意だ！！回して回して回して回せ！！
　そうこうしている間に260回転で2連チャン、さらに160回転で2連チャン。順調に玉を増やす。アタッカー回りをシメるという姑息な手がこの私に通用するはずもない。
　435回で単発、215回で単発。こう出方がおとなしくなってくるとやめ時かと考え勝ちだがさにあらず。2000回まであと500回転ほどあるではないか。ここからがまさに敵の本陣、一気呵成に攻め上がる。
　と、245回で確変を引くや、あれよあれよで6連チャン。見事に2000回効果が現れた格好だ。あと250回ほどあるが、それで当たらなくても何も悔いはない。と思っていたところ、150回転で2連チャン。2000回を意識しないで打った場合より、実に8回も多くの当たりをものにしたことになる。
　約10時間の戦闘で18回の当たり。寿司屋の大将は時間効率が悪いので、思いの外遅くまでかかった。2000回打法を成功させるには、機種選びも重要である。
　＋36000

4月7日（金）
牛若爆裂
　牛若外伝。2000回打法が開発されるのと時を同じくしてこの台が発表されたのは何かの因縁だろうか。この台こそは、2000回打法のために作られたと言っても過言ではない。
　時間効率。それが要だ。保留玉3個目以上で始まるデジタル回転時間短縮機能が2000回の消化を助ける。「楽勝」の原動力となるのだ。
　昨日の余りの500円で単発を引く。その後、2連チャン、2連チャン、2連チャン、3連チャン、2連チャン、単発、4連チャン、単発、単発、2連チャン。2000回転の間に合計22回の当たり。目にものを見よ。
　確変中の回転は入れないで2000回であるので、当たれば当たるほど、確変を引けば引くほど時間がかかることになる。今日は昨日より多く当たったにもかかわらず、1時間も早く2000回消化できた。牛若の時間効率がいかに我々パチンカーに有利であるか、わかろうというものだろう。
＋75250

4月10日（月）
牛若最速伝説
　牛若のシマで釘が開いているのはほとんど1台だけ。同胞パチンカー諸君の多くは新台へ一直線に向かうのみ。孤独な戦いが始まる。
　パッキー3枚分の投資で3連チャンを引く。以下、8時間で17回の当たり。最高でも3連チャンながら、やめる時点の470回が最高のハマリで、そのほかにはこれといってハマリなし。目にもとまらぬ速攻。ツキだしたら止まらない。まったく手の付けられない状態の私。
　＋41000

4月11日（火）
肉体・精神・牛若
　2000回打法は、結局自分との戦いだ。肉体と精神を最高の状態に保たなければ、とても続けられるものではない。私はスクワット、腹筋、背筋、腕立て伏せをそれぞれ2000回ずつ、毎日こなしている。同胞パチンカー諸君にも、私と同じメニューで体を鍛えて欲しい。革命に成功するその日までの短い間のことなのだから。
　今日も牛若。パッキー3枚で2連チャン、ほどなくまた2連チャン。単発の後2連チャン、単発、2連チャン。光速の10回。大連チャンだけがパチンコではない。的確に命中させ続ければ、敵は倒れるのだ。あらゆるパターンで勝利できなければ、全勝はできないということだ。
　2000回には届いていないが、退店する。決して己に負けたのではない。体を鍛えるために早めに帰ることにしたのだ。
　＋12000

4月13日（木）
偉大なる逆転
　朝一でCRタヌ吉2000を打つ。2000とついてはいるが、2000回回すに値するかどうかは釘次第。1000円当たり25回を若干切るくらい。2000回回せば勝負にならないこともないが、私ほどのものがあえて打つほどでもないと判断する。投資額は18000円。
　やはり牛若外伝だ。30回近く回る台を、どこかの同胞がが捨てていったらしい。いや、私に譲ってくれたものとして、ありがたく打たせていただく。
　14000円、370回転で2連チャン。26回/1000円で落ち着いたことになる。
　次は100回転ほどで4連チャン。次は単発。まだ投資を回収するには至らず。
　そして7連チャン。一気に勝ちに入る。ここまで、タヌ吉も含めて1400回転ほど。台を移動しても、元の台を含めて数えるのが2000回打法。すべての台を平均して、ボーダーを上回る回転効率を得られればいいのだ。
　あと600回転ほどあるが、今日のところは回さずに帰還。店にチップとしてくれてやったのだ。紳士の心得と言うものだ。
　＋28500

4月14日（金）
勝利への感覚
　今日はイベントの日。「お宝」札の台を占領せんと、鬨の声をあげながら同胞パチンカー多数とともになだれ込む。
　どうせ牛若のシマには誰も行かないだろう、と高をくくったのが、私にしては大いに甘かった。最初に向かったタヌ吉のシマはすでに同胞２人により占められ、ならばととって返した牛若にも、もはや２人の同胞の姿。とうとうCR機のお宝台にとりつくことはできずじまい。革命の成就という観点から見れば誰が出しても同じとはいえ、一人の闘士としては、武勲を挙げる機会に乗り遅れたことははなはだ不満。
　現金機のわんわんパラダイスでようやくお宝を押さえるが、この店は現金機にはまったく力を入れていない。他の台とどこが違うのか、という釘だ。案の定、打ち始めてみると4000円で93回転。大戦果は望み薄と見て、潔く捨てる。
　イベント札の立った台があるということは、それ以外の台は打ってはならないというのが相場。釘を見ながら店内を徘徊するも、打てる台が見つからない。
　牛若の333番は、このところ私のカモとなっていた台。札の立っていない今日は明らかにヘソが狭いが、何かあるかも、という予感だけで打ってみる。
　1000円分の玉でいきなりの8連チャン。何もせずに6箱半。それを6箱ちょうどに減らすまでは一応打ってみるが、いかにも釘が渋すぎる。超能力でも使わなければこれ以上玉を増やすのは不可能。退き際を失う前に素早く身を翻す。
　何が何でも2000回回さなければならないというわけではない。ボーダーを下回る台で2000回も回したらどういうことになるか、賢明なる同胞諸君ならおわかりだろう。
　＋33250

4月17日（月）
いなかっぺ大勝
　開店時間に店に着くと「12時新装」の表示。中をのぞいて新台の位置を確認すると、外されるのはガンダムである模様。手強い相手ではあったが最終的には攻略した台だ。結局私が外させたようなもの。
　他店の様子を探るなどして近隣を一周し、11時にもどる。すでに10数名の同胞が列をなしている。新台はほんの20台ほど、愚図愚図していると取り損なうことになる。
　開店。規律をかなぐり捨てて私の前に出ようとする後ろの同胞達を肩で遮り、雷電のごとく新台のシマへ。殺到する同胞達の鍵束やタバコをかいくぐって体全体でその栄光の1台を獲得する。機種はCRいなかっぺ大将A。
　新台というだけで出るとは限らない。釘が開いているという保証すらないのだ。私が必死で押さえたその台も、そう余裕のある回りではなかった。こういう台がある意味一番危険なのだ。新台だから、という理由だけで捨てられずに打ち続けてしまう。パチンカー心理をついた攻撃に絡め取られてしまう同胞がいかに多いことか。
　私には2000回打法がある。だから打ち続けたのだ。6000円の投資で単発、100と数十回で3連チャン。540回のハマリで単発。300回で単発。いつすべての玉を呑まれても不思議ではない展開。しかし弱気にはならない。呑まれてもいい、むしろすべて呑まれるつもりで打つ。
　400回で2連チャン。260回で2連チャン。そこで、大当たり1回分の玉で230回回してやめ。2000回には少し足りないが、ちょうどキリのいいところ切り上げる。最終的にはそれなりに回っていたようだ。それは私が打ったからではあるのだが。
　＋7750