『ぶんぶんレジデンス』の在庫が、どうやら切れたらしい。クロネコヤマトのブックサービス、Amazon.co.jp、セブンドリームドットコム、そして版元のホームページ（http://www.takeshobo.co.jp/）などで調べてみたところ、どこも「在庫なし」「現在取り扱いできない」との結果が返ってきた。来るべき時が来たようだ。
本当に売り切れたのか、それともほかの都合なのかはわからないが、今現在オンラインで注文することは難しいということだ。もしどうしても手に入れたければ、書店や古本屋を丹念に回るなどしていただくことになろう。「丹念」と一口に言っても、並大抵の丹念さではかなわぬことは覚悟しなければならない。
しかし、巡り巡って在庫が復活するということがないとも限らない。過度の期待は禁物だが。（2001/6/15）

某大型古本屋で『ぶんぶんレジデンス第１巻』を発見した。３５０円。古本屋の常として全巻そろっていることは希なのだが、そこでも２巻を置いてある様子はなかった。
それを売った人間に「売るな、むしろ買え」と言いたいところだが、古くなったので買い換えたのだ、ということに気付き納得する。
それにしてもあの古本が３５０円で売れたところで著者である坂本タクマにはただの１円も入ってこないことに関してナンタラカンタラ委員会だかに抗議を申し入れて何とかならないのだろうか。
「相変わらずショボい情報だ」などと思っている人もいるかも知れない。だったらひとつ耳寄りな情報だ。“セブンドリームドットコム”というところに行けば、インターネットで『ぶんぶんレジデンス』が注文できた上に、セブンイレブンで受け取れば手数料が要らないばかりかクレジットカードも要らないのだ。社会的信用に欠けるあなたにもチャンスがあるのだ。いい世の中ではないか。（2001/3/12）

Amazon.co.jpで、よせばいいのに検索してみた。キーワード“麻雀”でヒットした728件中、『ぶんぶんレジデンス』は“売れてる順番”で405位。Amazon.co.jp全体の売り上げランキングは167503位（2001年1月23日現在）。これが上がることに興味があるのは、一人坂本タクマだけであろうか。だけでないことを希望する。(2001/1/23)

その後のAmazon.co.jp

2001年1月28日未明、再びAmazon.co.jpで検索をかけてみた。するとなんと！！“麻雀”部門で『ぶんぶんレジデンス』は第22位に大躍進を遂げているではないか！！（Amazon.co.jp総合では33967位）
これはもはやベストセラーと言っても過言ではなく、何かが動くには十分ではないだろうか。このままいけば1位さえも夢ではない。在庫切れにさえならなければ。（2001/1/28）

坂本タクマっぽいものが買いたい季節ではないだろうか。
坂本タクマ関連の新製品、『マンガ版「麻雀やろうぜ！」』（宝島文庫・６００円+税）が発売中だ。
坂本タクマの著書とは言い難いが、坂本タクマも多少関わっていることは確かな模様だ。
これは、たくさんのみなさんに買っていただけるとそれだけ坂本タクマが儲かる可能性が高まる仕組みになっている。それでもよければ買えばいい。（2000/4/1）

こうなったらいっそのこと坂本タクマを買ってみるのはいかがだろう。
坂本タクマ生涯唯一の著書になるかも知れない、そうならないことを希望する単行本『ぶんぶんレジデンス第１巻』(竹書房・近代麻雀コミックス・５８３円+税)がまだ若干部数市場に残っているらしい、大量に売れ残っていないことを希望する。
それは以下の方法で買うことができる。できることを希望する。

1.書店で
　最寄りの書店で店員に「坂本タクマの『ぶんぶんレジデンス第１巻』ください」と言う。極めて運が良ければその場で店員が出してきてくれるが、それは肉眼で新しい彗星を発見しようというようなものだ。
　もし店員の機嫌がよければ取り寄せてくれるかも知れない。そこに至るまでにはかなり店員にこびへつらわなければならないだろう。靴を舐めるくらいで済めば良しとしなければならない。
　なお、いきなり書棚を見て回るような無益な時間を過ごされないようお願いする。

２.オンラインで
　上記の方法による購入に失敗した、あるいはうまく買う自信がない、人と話すのが苦手だ、どちらかというと自分はSだ、というような人で、なおかつハッカーなんか怖くないという人は、オンラインで注文するという手もある。
　例えば

で書名『ぶんぶんレジデンス』または著者「坂本タクマ」で検索すると、１件ヒットする。説明に従って注文すると、イチローの生涯打率の倍以上の高確率で、坂本タクマの単行本ががあなたの元に届けられる。
　もちろん送料がかかる。説明はよく読んだ方がいいことは言うまでもない。

以上のような困難や屈辱の果てにあなたが得ることができるのは「坂本タクマを読む」ことだけである。しかしその喜びは消して小さくはない。今読み返してみたが、かなり笑った。１コマにつき１００回笑った。
なお、今さら買ってくれたところで坂本タクマは１円も儲からない。それでもよければ買えばいい。


ところで、「２巻」という言葉で坂本タクマを責める人間が後を絶たない。今までにちょうど１００人から言われた。
一度などは、暗がりから飛び出してきた全裸の若者に「ニカン！ニカンニカンニカン！！！！」と追い回されたこともある。息を荒げたハゲオヤジに「減るもんじゃないだろ、読ませろよ」などと言われるのは日常茶飯事だ。
この問題は坂本タクマ本人にプレッシャーをかけたところでどうなるものでもない。
かといってスピーカーの付いた頑丈な車などを用いて本格的に版元に圧力をかけに行かれても、坂本タクマの立場を悪くするだけだ。我慢して欲しい。
坂本タクマ個人の力でできることはしていこうと思っていなくもないので、どうか気長に、広い心でお待ち願いたい。（2000/2/19）