開示2006年2月

冬のオリンピックは基本的に失敗しやすい。
すべての競技が何らかの形で「滑る」のだ。
滑るということは、日常生活では普通それ自体が失敗を意味する。
なるべく滑らないように生活するのだし、どこか滑りやすいところがあったら滑らなくするのだ。
それをあえて滑るのだから、失敗しないほうがおかしい。
普通は、滑った次の瞬間には転ぶ。
それを、転ばないようにして競技するのだから、根本的に無理がある。
オリンピックという超人達が集う場であっても、誰も失敗しないということはない。

そういうわけで、日本人がメダルをとれないからといってことさらがっかりする必要はない。
失敗しても決して恥ではない。
もっと頑張れとか、メダルを取れとか、そんなことを言ってはいけない。

ところで、坂本タクマが一番注目している競技はカーリングだ。
カーリングが一番おもしろい。
自分が滑るというよりは石を滑らせることに主眼がおかれている点が他の競技と違う。
その滑らせるスピードは非常にゆっくりで、運命が決まるまでの間、たっぷりとどきどきする時間がある。
他の季節の競技を含めても、この間に匹敵するものは見あたらない。
日本女子チームにはぜひとも頑張っていただき、日本中にカーリングブームを起こして欲しい。。
そうすれば近所の総合娯楽施設もボーリング場をつぶしてカーリング場にするだろう。
頑張れ日本、目指せ金メダル!!

2006/2/18

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