いわゆるKSD事件がいったいどんな事件なのか、坂本タクマはまったく知らない。
関心もない。
ただ、どのテレビ局も、ラジオさえも、一様に「ケーエスデー」と発音するのには何か理由があるのか。
その一点だけが気がかりなのだ。

放送ではDを“デー”と発音することに決まっているのだろうか。
などと思いつつ見ていたら、DC-10型機を「ディーシーじゅうがたき」と発音するではないか。
この矛盾はなんなのだ。

ディーでもデーでもいいが、どちらかに統一すべきだ。
気になってニュースの内容に集中できない。

2001/2/2

今のうちに言っておくが坂本タクマにバレンタインチョコを贈るのは不可能だ。
なぜならそんなものはこの世に存在しないからだ。

もし送られてきても、
「こんなものは有り得ない」
と頭ごなしに否定することになる。

ギガモトにおいてバレンタインチョコに言及するのはこれで3回目だが、別にバレンタインチョコのことなどこれっぽっちも気にかけていない。
なぜならそんなものはこの世に存在しないからだ。

2001/2/8

坂本タクマには“マウスダコ”があることが発見された。

右手の付け根の、マウスを動かすときテーブルに接する部分が、左手の同じ部分よりも明らかに固く盛り上がっているのだ。
みなさんもちょっと見てみて欲しい。
坂本タクマだけの特殊な現象だったら、これをネタに世に打って出ようと思う。

坂本タクマにはかつて、両手の親指の付け根に原チャリダコ、左手の薬指にスーファミダコがあった。
それらはライフスタイルの変化によって消えてしまった。

今の懸念は、かつてよりだいぶ縮小したペンダコが完全に消滅しないかどうかだ。

2001/2/11

以下の画像は坂本タクマへのバレンタインギフトとして送られたものである。

永田幸子・画

イワモトナオミ・画

絵に描いたチョコだか蛇に睨まれた餅だか、とにかく現実には存在しないものを想像力だけで見事に描ききっている。
チョコをプレゼント！！などとのぼりを立てながら、その実玉１個と交換させるというキャッチバー並の手口を駆使するパチンコ屋とは大違いだ。

上の２名とも「本命」としてこれらを坂本タクマに送ったことは疑いようもない。
こうなったからには、両名が一度ノールールでやり、最後に立っていた方が坂本タクマと、という方式にしようと思うがどうだろう。

2001/2/14

ゴルフだからだ。
ゴルフだから反感を買ったのだ。

続行したのがパチンコなら、ほとんどの国民は納得しただろう。
「お天気スタジオが連チャン中だったのか。ならしょうがない」
というふうに。

確変中の台を捨ててまで処理しなければならない急用などこの世にない。
捨てれば
「この不景気になんともったいない！！！けしからん！！！」
とかえって国民の怒りが爆発するだろう。

2001/2/16

訂正する。
ゴルフを続けたことは正解だった。
金を賭けていたのならしょうがない。
途中でやめて自動的に負けになるよりは、最後まで勝負を捨てなかったのは正しい判断であった。

みすみす賭けに負けてまで急行しなければならない場所などこの世にない。
非難している世間の感覚のほうがおかしいのだ。
自信を持って末永く現職に留まるがいい。

2001/2/22

坂本タクマは明日から３週間ニジマス釣りに出かける。

などと言ったら真っ青になって様々な体液がジャジャ漏れになる人間がいることを坂本タクマは知っている。

もちろん嘘だ。
ニジマスや釣りにはなんの興味もない。
どこに行けばいいのか、この時期に行って釣れるものなのか等いっさい知らずに出任せを言っている。
安心したまえ。

あるいは坂本タクマが憂さ晴らしの種に窮しているような印象を与えたかも知れないが、まったくそんなことはない。
紙切れに無意味な図形をびっしり書き込んだり割り箸の袋を小さく折り畳んでまた伸ばしてまた折り畳んだりまたまた伸ばしたりするだけで十分だ。

2001/2/26