多くの人が「初売りに行く」といって出かけたらしいが、たいがい何一つ売らずに、むしろ買って帰ってきた模様だ。
おかしな話だ。
売りに行ったのに買ってばかりいて、商売になるのだろうか。
それとも初売りと初買いを逆に覚えているのだろうか。

初買いに行く途中、初詣とやらに向かう多くの人を見かけた。
「初」詣というからには、その後1年間に何回も詣でなければならない。
ところが多くの人は初詣1回きりしか詣でないようだ。
何か矛盾を感じないのだろうか。
そんなことで幸せをつかめるとでも思っているのか。
そういったことを考えた結果、坂本タクマはいっさい詣でないことにした。

何はともあれ謹賀新年。

2001/1/2

成人式などというものは全廃すべきであると坂本タクマは主張する。

大人として平等に扱われるべき若者達が、呼び集められて政治家だか文化人だかが上から物をいうのを聞かされるなど、信じられないほどの野蛮さだ。
まともに聞いていられないのは極めて当然のことだ。

坂本タクマも一応成人式には行った。
しかし、会場である体育館の中にはほんの数分しかいなかった。
市長なる人物がつまらない話をしているだけだった。
その市長とやらは、その後汚職で逮捕された。
そんな人間が関わる式にちょっとでも顔を出したことは完全に人生の汚点だ。

だから、坂本タクマに成人式の講演を依頼してもまったく無駄なことだ。
現金で100万よこさない限りは。

2001/1/8

この広い世界で、坂本タクマたった一人が気付いているらしい事実がある。

別に難しいことではない。
みなさんもちょっと考えてみて欲しい。

まだわからないのか。
ならば言ってしまおう。

『坂本タクマの絶対ギガモト』が1周年を迎えた。

このインターネット上の一大記念日ともいえる日について誰一人言及しないのはどういうことだろう。
この坂本タクマの感情は、ひょっとして「寂しさ」なのか。

別に金品を要求しているわけではない。
かといって金品が欲しくないわけではない。
しかし金品などもらいつけない坂本タクマがいきなり金品をもらっても単に面食らいとまどうだけだ。
だから金品を坂本タクマに金品を送りつけたりしないで欲しい。
繰り返すが金品など決して要求していない。

2001/1/17

いまだにギガモト1周年について誰も言及しない。
久米も筑紫もまったく触れる気配もない。
この話題に優先して報道しなければならないニュースなど、特に見あたらないというのに。
誠に遺憾だ。

悪いことがあればいいこともある。
坂本タクマが金品を送ってくるなと釘を差しておいたのが功を奏して、誰も金品を坂本タクマに金品を送ってこなかったのだ。

すでに送った、という方がおられるなら、行き違いになってしまったようだ。
ご了承願いたい。

2001/1/18

恐れていたことが起きた。
永田敦 & 幸子夫妻より祝儀が送られてきた。
下のようなものだ。

あれほど口を酸っぱくして言ったにもかかわらず、金品を贈られてしまった。
坂本タクマの人徳は、本人でさえも制御できないほどに人を引きつるらしい。

何はともあれ夫妻には深く感謝する。
これは夫妻が実際に本物の10000円札を見たことがあるということを示す、豊かさの確かな証拠だ。
日本銀行から発行され、実際に流通できる形になっていればなおよかったが。

2001/1/21

まただ。
またもや祝儀が届いた。
虻王丸さんからだ。

とある細密な描写がセールスポイントの漫画家の手になる2000円札の模写だという。
虻王丸氏は本物の2000円札は見たことがないので判断が付かないらしいが、坂本タクマの目に映ったのとまったく同じであることを坂本タクマは断言する。

そういえば坂本タクマは先日ようやく新500円玉を入手した。
思い出すのは、長野オリンピック終了直後、パチンコ屋の両替機からオリンピック記念硬貨が出てきたことだ。
しかも2枚も。
そこまで追いつめられた人がいるのかと、胸が詰まったものだ。
その記念硬貨は今でも大切にしまってある。

2001/1/25