「見ってーーーー！！」

というものだった。

なにしろペンギンの将棋倒しだ。
誰もが見たいはずだ。
『ペンギンの将棋倒しを見ようツアー』を企画すれば旅行会社は大儲けだ。
環境問題とやらで解決してしまうのはあまりに惜しい。

見たいといえば、田代まさしの撮影したビデオ、も世の中的には見たい需要があるのではないだろうか。
もしも万が一、あくまで仮定の話として、仮に坂本タクマにそういう気持ちがあるとしても、それは職業的な好奇心からであることを強調する。

2000/11/4

ブッシュ氏とゴア氏、諸君はどちらに投票しただろうか。

例によって坂本タクマは選挙に無関心なので、どちらにも投票していない。
えらいもので、坂本タクマがあまりにも投票しないので今回はとうとう選管からハガキすら来なかった。

ブッシュ氏とゴア氏に並んで今世間の関心を集めているのがグッチ氏とモト氏だ。
モト氏の頭髪ばかりが取りざたされているが、よく見るとグッチ氏だってそろそろあれなんではないだろうか、というところが主な争点らしいが坂本タクマは関心がない。

2000/11/8

これでよくわかっただろう。
選挙というものがどれほど間違っているかが。

なにしろまともに票を数えられもしないのだ。
一世一代の大統領選でさえそうなのだから、今まで行われたあらゆる選挙が数え間違いであると言っても過言ではない。

今頃選管は坂本タクマに1票も与えなかったことを激しく後悔していることだろう。
フロリダ州の票を数万票も坂本タクマに与えておけば、あっけなく決着していたものを。
これほど競り合った大統領選で数万票も持てば、いかに坂本タクマといえども投票するのだ。
グッチ氏に。

2000/11/13

グッチ氏とモト氏の争いがこんなに長引くとは思いも寄らなかった。
モト氏が手作業による植毛を要求し、それを州最高裁が「反対する理由は何もない」と受け入れるに至っては、いよいよ光も闇もわからぬ泥仕合だ。

それにしても、この世紀の決戦に対してあまりにも世間の関心が薄いのは残念だ。
薄いは禁句か。

2000/11/17